一戸建ＶＳマンション

今回も家を買う場合、一戸建てが良いかマンションが良いか

悩まれる方も多いので、一戸建とマンションのメリット・デメリットなどを

考えてみたいと思います。

まず、一戸建てのメリットは

家を所有する実感が大きく感じられる

マンションと比べて、家、敷地全部が自分の所有になるので、

家を購入した実感がマンションに比べて得られやすく所有感が大きい所です。

また敷地内に駐車スペースが確保されていれば、ガレージ費用も不要で経済的。

買物から帰ってきた場合、駐車場から家の中までの距離が近いのも魅力です。

上下階の騒音問題がない

マンションであれば、上の階・隣接部屋からの音や、下の階に対しての音などが、気になる

部分がございますが、戸建の場合は一切気にしなくて済みます。特に小さなお子様がいる

ご家庭の場合、走り回っても苦情を言われる事がなくなるのでストレスフリーな所が魅力です

ペットの飼育に制限がない

一戸建てであればペットの飼育に対して制限はございません。

マンションの場合、ペット飼育可のマンションも増えてきてますが、種類や頭数などに

制限が設けられるところがほとんどです。

リフォームや建て替えなどに制限がない。

一戸建の建物全ては自分の所有の為、建築基準法の範囲であえば、好きなように再建築や大幅

リフォームを予算が許す限り出来ます。

建築面積を大きくとれる

一戸建ての場合、建築基準法に定めた範囲であれば、建物を大きくしたり天井を高くしたり、

吹き抜けやウッドデッキなど、自由に建築する事が可能です。

2世帯住宅やＳＤＧＳを意識した省エネ住宅や趣味を活かしたお家など、様々な選択の中から

選べて、満足感も得やすいといえるでしょう。

建物が老朽化しても、土地としての価値が残る

建築後30年以上経てば建物の評価額は大きく下がりますが土地として売却する事ができま

す。築30年以上経っても資産と残す事も可能であり、建物を取り壊して新しく再建築する事も

できます。再建築の場合は、土地代金が不要な為、建物費用のみで、家が建てれますので、

場所が気に入っていれば最新の設備で理想の間取やデザインを取り入れた家をやすく建築する事

が出来ます。

また、大手ハウスメーカーなどのハイコストの家を建てたりする人も多くいます。

一戸建てのデメリット

防犯セキュリティーの面でマンションに劣る

マンションの場合、マンション全体で防犯カメラが設置されている所が多く、エントランスに

は鍵が施錠されており住居につくまでの間にいくつかのセキュリティーが施されています。

また、住戸の多くは、部屋が集まった構造になっている為、窓の位置がバルコニー部分のみとな

る為、出かける際は、バルコニー側の窓と玄関を閉めれば良いので、防犯がとても楽に感じま

す。一方、一戸建の場合は、建物が独立して建築されている為、外部に接する窓の数がとて

も多いので出かける際は、一つ一つの窓に鍵やシャッターをするとなると、大変です。

老後にマンションを住む方の多くは、この防犯面の手軽さを理由にされる方もおおくいます。

階段の上り下りがある

これはメリットにもなる部分ではありますが、2階以上の階数を設けると建物面積を大きく取る

事が出来る為、狭小地などでは、建物を3階建てにして、住居スペースを稼ぐ事が多いのです

が、将来年老いた際に、この階段の上り下りが辛く感じる様になり、マンションに引っ越す人が

いるのも事実です。また、バリアフリーでない戸建の場合、将来改修費用が必要になります。

マンションのメリット

駅近物件が数多くある。

マンションの良さはその利便性にあると言われています。駅近の物件も数多く存在しますし、

より駅に近い物件に価値があると言われています。駅が近いと、商業施設が充実してますので、

生活がとても便利になります。また駅に近いと車が不要になり無駄な出費が減ります。同じよう

な条件の駅近の戸建を探すと、まず数が少ないうえ、土地代金もとても高額になる事がほどんど

の為、欲しくても買いにくいのが現状です。

築年数が古くなっても資産価値が高い

駅近マンションの場合、駅からの距離は建物が古くなっても変わらない事から高い水準を維持し

やすいといわれてます。また建物はリノベーションなどのリフォームをする事で、新築と同じよ

うな状態に簡単にする事ができますので、その土地の価値が高ければ、築年数が古くても資産価

値が高いです。また鉄筋コンクリート造の使用耐久年数が50年以上といわれてますので、その

価値が長く続きます。

防犯面の良さ

一戸建てのデメリットにも記載しましたが、マンションの防犯はとてもしっかりしています。

マンション入り口から住居までにたどり着くまでに沢山の防犯カメラがありますし、

エントランスでは鍵が必要になりますので、関係者以外の人が入りにくい構造になってます。

また住居部分の窓もバルコニー部分だけなので、施錠箇所が玄関とバルコニーの所だけなの

で、非常に楽です。

バリアフリー設計でフラットな生活

マンションの多くは小さい子どもから高齢者まで使いやすいユニバーサルデザインでつくられて

います。エントランスがスロープになっていたり、エレベーターもあり車いすの方も安心して生

活できます。住居はワンフロアになっている為、階段もございません。

共有施設が充実している

大規模マンションなどは、ゴミ出しが24時間いつでもできたり、コンシェルジュがいたり、温

泉やプール、トレーニングルームががあったり様々なサービスを実施しているマンションがあり

ます。その分の維持管理費用は毎月の管理費用などから徴収されている場合がほとんどなので、

利用する機会がない方にはデメリットになりますが…。設備の良さを歌う新築マンションが増え

ました。

眺望が良い

階数によりますが、高層階になりますと、眺望が開けて開放的なのもマンションの良さであり、

一戸建にはない魅力の一つです。

暑さ寒さに強い

マンションは住戸が集まっているため、外気に触れる部分が限られるので、室内の温度が外気の

影響を受けにくいというメリットがあります。

マンションのデメリット

集合住宅である事、利用する際には規約等

の制約がある

マンション購入者全員で共有している財産である為、その使用方法などが細かく規約で定められ

ています。細かなルールを定めてるが故に、ルールを守らない人がいると、コミュニティーがあ

れる場合があります。

騒音

マンションの構造上、上下階、隣接にたいして住戸が存在する為、音の伝わりやすい環境となる

為、生活音が騒音に聞こえる場合があり、隣戸とのトラブルに気を付ける必要があります。

特に小さなお子様がいるご家庭では、気になるポイントとなるでしょう。

管理費・修繕積立金などの固定費が必要

マンションを所有者全員で維持管理していくにあたり、毎月管理費・修繕積立金などが必要とな

ります。

ガレージの有無と費用の発生

マンションの規模や立地条件によりますが、マンションにガレージを確保している台数が少ない

場合、車を近隣の駐車場に借りなくてはならないケースがあります。また空き状況も変りますの

で注意が必要です。

また、ガレージが立体駐車場の場合は駐車出来る車のサイズに制限があります。

そして費用が別途必要になります。大型バイクの駐輪場に関しては、そもそも無い場合や、あっ

ても台数が少ないので、空きがない状態が続くような事もありますので注意が必要です。

戸建とマンションどっち？

戸建とマンションのメリットとデメリットをご覧頂いてどうでしょうか？

どちらにも一長一短があり、求める方向性により最適解が変わります。

何事にも縛りやルールに縛られたくないという方には、戸建が良いと思いますし、

上層階で眺望の良いフラットな生活を求める方には、マンションしか選択肢がないでしょう。

しかしながら、ライフスタイルの変化や状況は、常に変化するものですから、今満足する家を選

ぶか将来を見据えて購入するかをよく検討してみるのがよいかと思います。

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